会長あいさつ

公益社団法人神奈川県薬剤師会のホームページにようこそ!

 

 公益社団法人神奈川県薬剤師会会長の小川護です。令和5年6月に会長に選任され、2期目を務めさせていただくことになりました。

 本会は4,000人の会員で構成される団体で、130年を超える歴史を有しています。公益社団法人である本会は、地域医療の一翼を担い、県民の健康増進、福祉、保健衛生の向上に寄与することを目的として精力的に活動を展開しています。

 近年、薬剤師・薬局を取り巻く社会環境は大きく変化し多様化しています。少子高齢化が一層顕著となり、それは地域の保健・医療・介護の動向に大きな影響を与えています。

 また、我々が経験したばかりの「コロナ禍」は、わが国の医療の在り方に一石を投じるとともに、社会のデジタル化を加速させ、保健・医療分野のみならず、人々の生活全般を「コロナ前」から変容させつつあります。

 こうした状況下にあって、本会では、医薬分業のもとで進められてきた「かかりつけ薬剤師・薬局」の拡大・定着に加えて、県民への貢献と薬剤師の職能の向上を目的として薬局に求められる役割を踏まえ、国・他県に先駆けて「くすりと健康相談薬局」の認定制度を創設し、その認定拡大に取り組んでいます。

 同時に、県内で働く薬剤師がしっかりと県民の期待に応えることができるよう、本会では公益社団法人 薬剤師認定制度認証機構から認証を受けた「生涯学習認定制度」(認証番号G21)を整え、薬剤師が生涯を通じて自らの資質を高めるための支援を行っています。

 本会では、これら2つの事業を2つの大柱として位置づけ事業に取り組んでおり、薬局や薬剤師が県民にとってどのようなことでも相談できる身近な場所であり医療従事者であることを地域社会に広くアピールできるよう、引き続きこの2つの柱を堅持し、さらに取組を強化・充実させてまいります。

 また、本会では「医療・介護保険」、「公衆衛生・学薬」、「地域保健」、「リスクマネジメント」など多くの委員会を設置し、広範囲かつ多様な活動を展開しており、多くの成果を上げています。今後も「先進・先取」の気概をもって、さらに精力的に活動を展開してまいります。

 これらの特色ある取組を通じて、本会がこれまで築き上げてきた実績を礎に、役員・会員が総力を挙げて、薬剤師・薬局が直面する新たな課題に的確かつ迅速に対応するとともに、これからも地域社会に貢献できるよう公益社団法人として使命を果たしてまいりますので、皆様のご支援ご協力を引き続き賜りますようお願いいたします。

 

  令和5年7月

 

                                    公益社団法人 神奈川県薬剤師会

                                      会 長  小  川   護

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